「犬の力」続編の「カルテル」読んで領収書不正の富山市議を考える

犬の力とカルテルと富山市議不正受給

ともかくメキシコやばすぎる・・・

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「カルテル」読むなら、まずは「犬の力」読んでから

こんにちは、タニデザイン野崎です。

自分的にここ10年の海外小説ではベスト3に入る傑作ドン・ウィンズロウの「犬の力」の続編「カルテル」。2冊とも麻薬戦争の大河小説です。

この本を読み始めるのが惜しくてずっと寸止めしてましたが、先日ついに読み始めたらあっという間に読み終えました。

参照 http://webun.jp/

ドン・ウィンズロウの『犬の力』と『ザ・カルテル』に、わたしはすっかり魅了されてしまった。これほどまでに心を動かされるエンターテインメントは、ほかに存在しえないだろう。 ――スティーヴン・キング

読み終わった感想としては、前作「犬の力」ほどの吸引力はありませんでしたが、十分・・・いや十二分に楽しめました。2日で上下1200ページは圧巻の読み応えでしたね。今のところ今年の自分小説NO.1やで！(エセ関西弁)
 

小説なんで多少盛ってるとはいえ、メキシコの現状は「カルテル」に書いてあるとおりでしょう。警察署員がカルテルの報復恐れて全員逃げたので署内がカラとか、汚職が政府の中枢にまで及んでいるとか、日本じゃ考えられないことがアチラでは実話ですし。著者のドン・ウィンズロウも「メキシコの事実を取り上げた」と申しておりました。

基本的には「犬の力」を読んでからじゃないと、「カルテル」は楽しめないので、「カルテル」を読む際はまず「犬の力」必読です。ご興味あればぜひどーぞ。

富山市議会の年収は1174万円

さて、汚職パラダイスのメキシコ麻薬戦争を書いたカルテルを読んでから、全国のトップニュースになってる富山市議会議員の領収書不正について考えてみます。

完全にメキシコの汚職に頭が侵食されてるので、正常な判断かどーかは分かりませんけど、安い不正やなぁとしか思えない。

ここで富山市議会議員の不正金額をみてみますと・・・

参照:ヤフーニュース(北日本新聞)
 

4万で辞職って町内会か！

もーね、不正受給という投資に対するリスクとリターンが、悲しいくらいに釣り合ってない。

富山市議の年収は1174万円(年収994万円＋政務活動費180万円)。その収入をリスクにさらして、数万～数十万をゲットしようとするんだから、まったくリスクとリターンの概念が欠落してます。

不正するなら最低でも1000万超えないと、もったいないですよ！(励ます方向間違ってる)

富山市議会議員の不正手法と今後について

そもそも、不正の手法からして安いじゃないですか。白紙の領収書に議員さんみずから手書きとか、領収書の「￥」と「金額」の間に手書きで1桁追加とかですから。

そんなの、ショボいブログ書いてる自営業者と同じ手法 ですもん。やり方がショボすぎて、むしろ親近感が沸く位です。

今回辞めた議員さんはまず辞職して、1回リリーフ候補に立ってもらい、みそぎが済んだら(＝みんなが忘れたら)もう1回登板するんじゃないでしょうかね。なかには、リリーフ登板無しですぐに立候補する人もいることでしょう。

融雪装置の補助金とってきた議員だったら、地元も再登板を応援すると思いますよ。

「アイツは100万領収書でちょろまかしたけど、オラ達の道に融雪装置つけるために補助金引っ張ってきてくれた良い奴だから」

とか言って、少々の不正など気にせず、また同じ人に投票するのであります。ここはメキシコか。
 

ともかく「カルテル」読んだ後なので、不正の規模が小さすぎて自分は糾弾する気が起きません。日本は平和で嬉しいです。

ちなみに本日の自分は、町内公民館のリニューアルにともなう清掃＆片付けに参加してきました。

最近は町内行事の多くに参加しておりますし、こーゆー日々の奉仕活動が市議会議員への道へ繋がるのです！(目指すんかい)
 

では、またー

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カルテル読む前に、まずはこの本からでっせ。