原 宏一「握る男 (角川文庫) 」を読んでみた
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新年読書一冊目はクラブで評判の「握る男」
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マキャベリストの主人公に色々と想う
みなさまこんにちは。昨年は読書不足だったタニデザイン野崎です。
富山ランニングクラブのTさんなどから握る男/原宏一著という面白い本があると聞いて、早速買って読んでみました。これが自分の本年一発目の読書本となりましたが、いやぁ、なかなかにこれ考えさせられる一冊でした。
基本的には「目的達成のためにはすべての手段は正当化される」というマキャベリズム全開な主人公が活躍する?悪辣食小説であります。
主人公は気転が効いて、人の心を掴むのが上手いのですが、それは目指すところに到達するため人の弱みを掴むことにもつながっていきまして・・・まぁいろんな欲と恨みが交錯しながら進んでいく小説です。構成も面白くて、読みやすいし自分も富山ランニングクラブのTさんやN君同様にお勧めしたい一冊であります。アマゾンレビューも高し(4.2点/5点満点)。
また文中には主人公の発言として
「物事の成否はすべて、とっさの気転で決まる。この世を生き抜くために熟考ほど無意味なものはない」
とありましたが、自分などは何も考えずに行動して失敗してるほうなので(大いに反省)、むしろ熟考してから行動するようになりたいですww
食を題材にした飲食系経済小説としても、ひとの内面を写した人間物語としても楽しめると思いますので、興味がある方はぜひどーぞ。
内容(「BOOK」データベースより)
昭和56年初夏。両国の鮨店「つかさ鮨」の敷居をまたいだ小柄な少年がいた。抜群の「握り」の才を持つ彼の名は、徳武光一郎。その愛嬌で人気者となった彼には、稀代の策略家という顔が。鮨店の乗っ取りを成功させ、黒い手段を駆使し、外食チェーンを次々手中に収める。兄弟子の金森は、その熱に惹かれ、彼に全てを賭けることを決意する。食品業界の盲点を突き成り上がった男が、全てを捨て最後に欲したものとは。異色の食小説誕生。
では、またー
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