送料を安くする方法:配送業者との送料交渉に必要なこと
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最終更新日:2016/09/14
ネットショップコンサル, ネットショップの作り方
オークション等で送料を安く抑える方法
Small Box, open / Meathead Movers
ネットショップ最初のボトルネック=送料負担
こんにちは、タニデザイン野崎です。
ネット通販最初のボトルネックといえば送料です。
いまでは○○○円以上送料無料!!というのが当たり前ですから、普通運賃で配送業者さんと契約してしまうと送料負担が大変。
また、お客様に送料全額負担してもらう場合ですと、送料負担の分だけ購入の敷居が高くなると思って間違いないので、販売量にも影響してきます。
もちろん、お客様が送料負担してでも欲しい商品を扱っているのなら問題ありませんが、そうでない場合は、よくよく考えてお客様の送料負担額を決めなければなりません。
送料交渉するなら1日最低1個出荷が目安
おそらくネットショップをスタートする場合は、配送業者さんに値段交渉することと思いますが、配送業者側としてもはじめたばかりで全然出荷実績が無いところは相手にしてくれません。
まったく出荷が無いときでも、今後の成長を見越して気持ち分くらいは安くしてくれる配送業者さんもいますが、やっぱり出荷実績を積んでから数字を出して交渉するのが一番効果があります。
そこで送料値下げ交渉をする際の出荷量目安としては、1日最低1個は出荷があることになります。
1日最低1個出荷。これは直接自分に数量を言ってくれた業者さんもいましたけど、社内稟議を通す際にも上司に確認される目安のようです。
1日最低1個の出荷があるということは、自分の感覚ですと普段から毎日3~5個程度の出荷があるという感じではないでしょうか。普段2~3個の出荷だと少ない日はゼロってことも多々あるレベルだと思いますので。
なので1日3~5個位が平均の出荷量になった際には、配送業者さんに交渉してみるべきだと思います。きっと実績ゼロのときとは違った見積もりを提示してくれるんじゃないでしょうか。
実際自分は1日最低1個出荷している実績で、送料を20%ほど引いてもらえるようになりました。
1日50個出てる日に送料交渉したら、大幅に安くなった
自分は1日最低1個出荷しているときは、とある配送業者さんと1個平均600円で160サイズまで(ほとんど衣料は120サイズで収まるので、衣料品なら大きさ制限ほぼ無しと同義)という契約をしていました。
たぶん関東・関西への発送は500円台前半だったと記憶してます。
んで、自分が楽天をはじめてしばらくすると月に300~500個ほどの出荷量になっていったんですね。
そろそろ1日10個が普通になってきたし、値段交渉してみよう!!と思っていくつかの配送業者さんに「いま1個平均で600円なんですが、値下げできませんかねー?」と言ったんです。
んで、とある配送業者さんの担当者が来たとき、その日はめずらしく1日50個出ている日だったんです。
担当者の方は1日数個出ている程度の出荷量と聞いてきたのに、その積み上げられてるダンボールをみて目を丸くし「すぐに見積もりあげてきます!!」と言って、次の日にあげてきた送料が関西320円、関東400円の激安運賃。
しかも大きさも160サイズまで均一料金でした。
この運賃値下げだと平均送料が1個600円前後から、1個380円前後へと一気に安くなりました。
自分はトーゼンのように即決し、その配送業者さんと現在までお付き合いが続いています。
出荷数増加で配送業者さんから営業がくる
結局月に最大1000個出荷ぐらいまでは行くんですけども、1000個出荷してますと噂を聞きつけて、以前はまったく相手にしてもらえなかった他の配送業者さんもしょっちゅう営業にこられるようになるのです。
なかには関西320円で契約した業者さんより、10%以上安い額を提示されたりもしたんですが、自分は320円の業者さんが最初に大幅値下げに応じてくれたので、浮気することなく契約を続けました(とはいえ、関西320円から30%安い値段出されたら、浮気してたかもしれませんが)。
後々320円で契約した配送業者さんに聞いてみると、関西320円の見積りは月に最低1000個出る事業所向けの値段だったようで、当時300~500個出荷の自分は大変優遇してもらってたんだなーとしみじみ感謝したものです。ありがたや、ありがたや。
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商品発送の桁が増えると交渉しやすくなります
とゆーことで、まずは1日最低1個出荷で交渉。その次は1日10個になったら交渉。次は月に1000個で交渉してみると良いと思いますよ。
月に2000個以上は出荷したことないので分かりませんが、感覚的には月に2000個以上出たら出荷専門部門設立かアウトソーシングしたほうが良いんじゃないでしょうか。
ちなみに月に1000個位なら自分1人+バイトスタッフ1人で残業無しで出荷&ホームページUP作業は十分回せました。
ともかく出荷の桁が増えたら送料交渉、そして交渉ごとに送料は安くなっていくと思いますので張り切って交渉してみましょう!!
※自分が最後に配送業者さんと交渉したのは10年前です。なので現在は配送業界の事情が変わってる可能性もあります。そのへんよろしゅうに。
では、またー
ネット通販参考記事まとめ
ネット通販関連カテゴリーは以下のものがあります。
・偽りなき楽天市場出店講座一覧
・ネット時代のクレーム対応術一覧
・WEB集客・販売一覧
・ネットショップ作り方ガイド一覧
記事が被ってるいるものもありますが、ご参考いただければ幸いです。
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