先細りするネットショップで売れる組み合わせと楽天について

「ネットショップは飽和状態」前提で出店しましょう

※有料モール集客力NO1の楽天市場様。たいへんお世話になりました(謝謝)。

楽天市場で売れてても利益が出てないお店、たくさんあります

こんにちは、ネット販売歴15年(ヤフオク15年、楽天市場11年/2016年現在)のタニデザイン野崎です。

今回はかなり久々にWEBに関する記事をば。

本日のお題は「ネットショップで売れるもの」について。ついでに、最も集客力のある有料モール＝楽天市場に出店しようと考えている方に、アドバイスになれば良いかと思ってます。

とゆー訳で

最初に楽天市場の注意点として、小声で申し上げておきますが、

楽天美味しい時期は過ぎた(遠い目)

とゆー点だけはご理解頂いたうえで、楽天市場への出店をご検討されるのが良いかと思います。では、お話スタート。

ネットショップ・楽天市場で売れるもの

すでに飽和状態のネットショップでありますから、この先は有料モールだろうが、独自ドメインによる自店舗通販だろうが、ネット販売は更に更に厳しくなっていきます。

どこにでもある商品をネット販売している場合は、基本的に利益が削られていく消耗戦に突入していくと思います。

基本的にネットで売れるものは

１・その店にしか売って無いもの

３・売り方(見せ方、メルマガ、広告手法)が上手いもの

この３つがポイントだと思います。この３つにまったく引っ掛かって無い商品を扱うのであれば、相当な覚悟が必要です。

１０年前なら多少は儲かったかもしれませんが、現在ではネットでの売り方を全く知らない人が、どこにでもある商品を定価販売したら、９９％お先真っ暗であります。

■追記■
上記の3点にプラスして「アナログな営業・集客方法がメインな業種」もネットで売れる可能性がありますね。

先日の記事で、富山の草むしり・草抜き取り職人をご紹介しましたところ、書いた翌日には問い合わせとご依頼があり、その後も継続してお問い合わせが舞い込んでます。

そのような業界では、まだまだネット集客が弱いと思われます。
■追記ここまで■

オリジナル商品、地場商品はネット販売に向いている

１の「その店にしか売って無いもの」は独自商品(地場商品、オリジナル開発品、メーカー別注品etc)ですね。

オリジナル商品は明らかにネット販売向けです。地元の小さな商圏では売れないけど、どこからでも見てもらえるネット販売であれば、お客さんがみつかる可能性が高いです。

自分はメーカー別注品などをよく発注してました。まぁ別注品だと当然のように最低ロットが多くなるので、在庫リスクが高まりますけど、他がやってないもの売るしかなかったので。

WEBショップの消耗戦:薄利多売でチキンレースをする

2の「どこの店にでもあるけど、他より安いもの」ですが、どこにでも売ってるような商品でも、他のどの店よりも安ければメチャクチャ売れます。

自分などは以前に一度、商品の値段を桁1つ少なく表記してしまい、1日1つ売れれば御の字の商品が、わずか2-3時間で数百個の注文が入ったことがあります(完全なるアホ)。

そんな価格では1個売るごとに2万円ほど安定して損するので、全員の方にお詫びメールを送付する事態となり、多数の罵詈雑言クレームを頂戴いたしました。しかし、この値段つけ間違いで「ネット安売りの集客力、ハンパないな」と実感した次第です。

上記の失敗は問題外ですが、薄利多売商法は競合店とどこまで値下げに耐えれるかのチキンレースをすることになって、疲弊度も恐ろしいことになります。

言うまでもありませんが、資金力の無い店舗が安売り競争に参入すると大やけどしてしまうことになりますので、ご注意くださいませ。

※オークションなどで不要品をタダ同然で引き取って安く売る、というのは安売りですが「利益も確保できる」鉄板商法ですので薄利多売とは異なります。

売り方(見せ方、広告手法)が上手いもの

3の「売り方(見せ方、広告手法)が上手いもの」のネット販売での代表商品といえば健康食品でしょうか。

健康食品は似たようなものが多く販売されてます。みんなキャッチコピーや公告方法などをいろいろ考えまくってるので、ランディングページ(消費者が最初にみるページ)の構成は参考になります。目につきやすい大きな画像と、気になる宣伝文句とかですね。

また商品説明をストーリー仕立てにしたり、ウンチク話を交えたりして興味を持ってもらうと、明らかに販売数が違ってきますので、売り方(見せ方、メルマガ、広告手法)の勉強はネット販売をされる方は必須ですぞ。

ネット販売は戦略次第で爆発的に売れるときがある

上記の１(オリジナル商品)と２(薄利多売)は相反しますが、３(売り方)を１と２にうまく組み合わせることによって、商品を爆発的に売ることにつながったりします。

まぁ例外はモチロンあるでしょうが、基本的には１と２にプラスして３の組み合わせが出来ないと、今後の物販は楽天市場(有料モール)では相当厳しいと覚悟されたほうが良いかと思います。

実際に楽天市場への出店相談を受けて「あーそれだとペイできないから、出店やめといたほうがイイよ」というケースもありますので。

以前にも書きましたけど、楽天市場の経費(出店料・送料無料負担・ポイント負担)は重くのしかかってきますから、利益率が低いものと、単価が低いものは有料モールではリスク要因なので売り方には注意が必要です。
楽天とヤフー真の出店料率比較⇒http://tani-design.com/blog/post-1038/

１と２は我々ではどうしようもないので、ホームページ制作側がお手伝いできるのは3の部分ですね。

前述のとおり3の「売り方」をどうするかによって、販売額は全然違ってきます。

有料モールに出店するのか、独自ドメインで手間をかけて地道にやっていきたいのか、広告費をバンバンかけて売りたいのか、そもそも売り方がよくわからない・・・という方までご相談頂きますが、それぞれのパターンがあるので一概には言えないのが難しいところであり、ネット販売の面白さでありますね。

結果的にはやってみなければわからない、ということになるので「楽天で全く売れなくても、楽天との1年契約出店料やホームページ制作費で最低100万は掛ると思うけど、それでも良ければ飛び込んでみれば」というのが、自分がよく言う言葉です。

投資可能金額に左右されますが、楽天市場でもまだまだ可能性はあると思いますよ。

ただ・・・美味しい時期は過ぎてますけどね!!(ひつこい)

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とゆーことで、今回はネットショップで売れるもの＆楽天市場や有料モールに出店を考えている方に向けてのお話でした。

では、また。

【参考記事まとめ】
ネット通販関連カテゴリーは以下のものがあります。
・偽りなき楽天市場出店講座一覧
・ネット時代のクレーム対応術一覧
・WEB集客・販売一覧
・ネットショップ作り方ガイド一覧
記事が被ってるいるものもありますが、ご参考いただければ幸いです。

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